December 24th.

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「んっ…ふ…、ああっ!」 竜也が漏らす吐息ばかりで、満たされる部屋。 翻弄される頭で考えることなんて、どこにも現実味のないことばかりで。 もし叶うなら、 ずっと、ここに閉じ込めてしまいたかった。 胸元に這わせていた唇を、竜也の耳元に寄せて、鼓膜に吹き込んだのは艶声。 「…んっ、はあっ‥竜也っ…‥」 「んんっ…、」 それが竜也を煽って、その華奢なカラダを奮わせる。 先程すでに到達したばかりの自身からは、溢れる蜜が垂れ流れている。 それは竜也も同じで、もう一度触れられるのを待っているかのようで。 反り立つ自身を、竜也の剥き出しの股間にぴったりと押し付ける。 「竜也、すごい濡れてる‥感じすぎ…」 言って、互いの濡れた欲望を二本まとめにして手の中に収めた。 ゆっくりと腰を振りながら、竜也とともに快感を追う。 「あっ…! ふ…ぁ、ん…… ッ 」 くふん、と 鼻で呻く竜也の声を聞いてまた、加速度を上げる鼓動。 自慰に似たその行為に、共犯者を連れて―― 擦れ合う互いの感触に、独りで行うソレとは得られない興奮に息を詰める。 「あっあっ…、これ…いい…! もっと、きつく握って、も…、んああっ…!」 竜也の言葉に、弾かれたように二つの自身を握った手に激しさを増した。 「……あッ、ああ……っ、や……ぁ」 「…はっ 、たつ‥っ、イキそ…‥っ」 激しく打ち付けた腰に、クン と体積を増した二つのソレ。 「あっ…う、も…だめ…っ、イク……!」 「‥っア―――…」 熱い白濁が竜也の腹に飛び散る、その様はどこか滑稽で。 自嘲気味な笑いなら呑み込んだ。 ――挿入する気も、される気もなかった。 .
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