愛の手をさしのべて

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「そんな目で見んなよ~」 どんな目で見られていると思っているのだろうか。 「なんなら紹介してやろうか? アメェンドゥァァのこと」 脳内住人をどうやって紹介するというのだこの馬鹿は。というよりも彼は『外国人アメェンドゥァァ』といつ知り合ったのだろうか。 大方、秘蔵のコレクションからだとは思うが。 「お前はすごいなぁ」 長山は一言だけ呟く。少々の間をおいてひねり出したその言葉には『尊敬』にも『あきれ』にもとれる意味合いがあった。 「そんな、褒めんなよ~」 褒めてない。 いやっ、褒めてるのだろうけど…………うん、やっぱり褒めてはいない。
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