158人が本棚に入れています
本棚に追加
/609ページ
「そんな目で見んなよ~」
どんな目で見られていると思っているのだろうか。
「なんなら紹介してやろうか? アメェンドゥァァのこと」
脳内住人をどうやって紹介するというのだこの馬鹿は。というよりも彼は『外国人アメェンドゥァァ』といつ知り合ったのだろうか。
大方、秘蔵のコレクションからだとは思うが。
「お前はすごいなぁ」
長山は一言だけ呟く。少々の間をおいてひねり出したその言葉には『尊敬』にも『あきれ』にもとれる意味合いがあった。
「そんな、褒めんなよ~」
褒めてない。
いやっ、褒めてるのだろうけど…………うん、やっぱり褒めてはいない。
最初のコメントを投稿しよう!