夢…はじまり(序)

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無事に帰宅したたけしは、部屋の中に手紙を机の上に置くことに決めた。 「いよいよだな…。ふぅー、…」 部屋でごろごろしていたら、いつの間にか夜飯の時間になっていたので、たけしは部屋からでて家族と夜飯を食べた。 これが最後…家族で食べる夜飯になるかもしれない…。 そう思ったので、手紙のことは話さず、たけしなりに話をした。 「母さん、友達の家に泊まりに行くわ。三日ぐらいで帰ってくるから!あと、部屋掃除頼むわ!…今日の飯うまいわ。」 たけしはこれ以上は話さなかった。後は手紙に伝えたいことは書いておいたからだ。 たけしはお風呂に入り、涙を流していた。 「寂しいし辛い…うぅ。父さん…母さん…。…泣くのはこれでお終いにする。もう泣かないよ」 たけしはもう泣かないことをお風呂で決心して、部屋に戻った。 よし…そろそろ寝よう。 たけしはベッドに入り部屋の電気を消した………
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