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たけしが光の先へ着いて目にしたものは…
「ここは……オレの過去の記憶の世界か?」
そこは過去のたけしの記憶が再生されているただの部屋だった。とりあえず、再生されてる記憶を見てみた。
「オレ小さいなぁ~、ん?」
昔:「僕大きくなったら、プロ野球選手になる!そして有名になってお金持ちになるぞ!」
「懐かしいなぁ~…小さいうちはそんなことも言ってたよな。…次のはちょっと年とったな…」
昔:「オレ将来は、アクション俳優なるぜ!ジャッキー・○ェーンみたいな…いや越えるぐらい有名になってみせる!」
「中学校かぁ、弁論大会の時にみんなの前で読んだんだよな(笑)今となっては考えられないぐらい恥ずかしいけど…若いなオレ!…次で最後か!?」
昔:「夢なんてありません。ただ生きて行ければいいと思う。あっ、でも強いて言うなら金持ちになるのが夢ですね。」
「…。今のオレか…情けないな。こりゃ親も可哀想だ。…ってかこんなんで気持ち落ちてたら先に進めないだろ!!」
たけしは自分で自分の顔を思いっきりビンタした。
ちなみに、言うまでもないがほっぺたにはくっきりと赤く、手の跡がのこっていた。
すべての過去の記憶が再生されたので、部屋のドアが開いた。
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