バスの中

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私は、なぜかUSJの花火だと思った。 「ほら、見てみ!もう大阪に着いたわ。あれユニバーサルの花火やんなぁ」 「ちゃう・・・おばちゃん時計見て!」 時計を見ると十二時半を示している。 一時間で大阪に着く訳は無い。 私は、勘違いしてるのに気が付く。 「あっほんまや!大阪のわけないわ。」 と、笑った。 しかし、男の子は笑わなかった。 「おばちゃん違うねん。こんな時間に花火なんか上がらんよ。よく見て!このバス飛んでるんや。下に見えるんのは大阪の町やねん。」 私は、その言葉に絶句した。 その通りだ。 こんな時間に花火は上がらない。 その上飛んでいる?いったい何が起きているのだ? 私の頭の中かが真っ白になっる。   恐る恐る窓の外を見ると高速道路の山間から見える景色のように見えるのだが? しかし、よく見ると空を飛んでいるのがわかった。 「嘘!!えっ?夢?私・・・寝ぼけてるん?」 ぼーっとしていると男の子が、私の顔をギュッとつねってきたのだ。 「痛いやん!何するん?!」
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