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俺はなんとなく
外をブラブラしていた
気づけば
夜空を星が彩る時間帯だった
街灯がチカチカし
点いたり消えたり
何気に寒気がした
すると静かな夜道に
俺の足音とは違う
足音が聞こえる
多分歩幅が狭いのだろうか
一歩から一歩への足音が速い
俺は立ち止まる
まだ足音は聞こえる
はははははははっ
まっまままさかね
そそそそんな訳ないよね
俺そそんなの信じねぇーし
だが
足音はもうかなり近くまで
来て
俺の真後ろで止まった
緊張が走る
さぁここから
俺はどうなる
どうするどうする俺!!
(某CMパクり)
死ぬなんてことないよね
魂抜かれるとかはたまた
不運にみまま「和に「ぎぃやぁあああぁあぁ#&$*@\&%!!!!!」
いきなりの事に泣き叫ぶ俺
「和にい!!!!」
何も聞こえない!!
何も聞こえてなんかなぁい!!!←現実逃避
「助けてまだ死にた「どすっ!!」
はぅ!!!!
「和にい!!
遊だよ遊だよ!!
いい加減わかってよ!!!」
遊の蹴りが
膝裏に直撃
そのまま体制崩し
俺は顔面を地に叩きつけた
ん?
遊?
「遊!!」
その言葉で俺は我に帰り
立ち上がり遊を抱きしめた
思わず涙が出た
もぅ会えないかと思ってた
ずっと会いたかった
こうして抱きしめてると
妹を思い出す
遊残された時間
お前に幸せをあげたいんだ
俺は妹に何一つ出来なかった
もうあんな思いしたくないんだ
だから
わがまま言いまくってくれ
周りを困らせるくらいにな
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