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俺達はブラブラ
夜道を歩いた
なぜか遊が前より
輝いて見える
そんなことを思っていると
遊が口を開いた
「遊がね和にぃに会いたいなっていったら
お母さんがあんたなんか
うちの仔なんかじゃないって遊を家から追い出したんだ
でも悲しいなんて思わなかったんだ!!
和にぃに会えるんだってワクワクしてたんだよ!!」
目を輝かす遊
そうか
強くなったな
でもいいのか?
あんなに母親に会えて
嬉しがっていたのに
俺達を選んでいいのか?
何故か胸が締め付けられる
俺達が遊の幸せを間違った方向へ
行かせてるんじゃないかと
でも正直嬉しいんだ
俺達を選んでくれたなんて…
「おっし遊!!肩車してやるよ!!ほらこい!!」
「ほんと!?やったぁ!!」
また俺達は夜道を歩き出した
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