ありがとう愛すべき君へ

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「私…夫がなくなって そのなくなった夫のそばで泣く遊の姿見て私やっと目が覚めました… 夫がなくなる前に よく遊と遊んでるの 思い出して 最後に言った 遊を頼んだ すまないゴメンな その言葉で遊が 愛しくなって 昔のように 私が汚く染まる前の あの手で抱いたように もう一度抱き締めたくなって 今まで私なんて酷いことを…」 泣く美沙奈さん その手を握った小さな手 「遊は怒ってないよ 怒ってないから泣かないで?」 その言葉が 美沙奈さんを縛り付けてた鎖をほどいて 美沙奈さんが輝いていくのが俺にはみえた 美沙奈さんの曇り空は 晴れていった 遊と言う太陽が照らして その後 拗ねた顔で 綾がきた 続いて思樹がきたが 思樹はうつむいたまま 「…かったよ」 「へっ?」 「ッチ…ひでぇこと言って悪かったっていってんだよッチビ!」 綾が顔を赤らめて言う 「るせぇよ猿ッww あと舌打ちすんなオラウータン♥ww」 「おっレベルアップしたか!!」 思樹は真顔で綾を笑った 「ギャハハハハオラウータンかっどっちかって言うとマントヒヒだろッww」 明輝も大声で笑った 俺等も遊に照らされ 仲直りできた ありがとう 愛すべき君へ 「ちょっと病院内は静かにしてください!!」
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