君がくれたもの

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当然ながら スタ練が終わるとみな爆睡。 ---かっぱかっぱかっぱのマークのかっぱ寿司♪ おい、誰だこのふざけた着信音は …俺だ!!(笑) ケータイを開くと そこには 「槇原院長」の文字が表示されていた。 「ふぁいもしもし?」 寝転がったまま俺は あくび交じりで返事をした。 「大変だ遊君の容態が!!」 「!」 向こうはなにか忙しそうで それだけ言うと電話は切れた。 俺は飛び起きた その拍子に 綾にけっつまづいた。 「ぐぇ」とカエルのような声を上げ綾も目を覚ました。 「チビこの野郎!俺の睡m「黙れ糞猿!それどころじゃないんだよ!」 綾の言葉を掻き消すように俺の声は部屋にこだまする。 「くっ糞…(泣)」 「あっわりつい💦 それより起きろって! 遊が…遊が!」 遊の名前を聞いて飛び起きたのが 明輝だった。 「遊ちゃんがどうしたって!?」 それに構わずイビキを立て寝るリーダー (許せリーダー) -バコッ!! 「っあ!!…チビてめぇ」 飛び起きリーダーは 鬼のような形相と黒々しいオーラを放ち俺を睨んだ。 「まて俺の話を…ああぁあああぁあ!」 言い終わる前にキャメルクラッチを喰らう俺。 「待て思樹!遊ちゃんが大変なんだっ今のは無礼講ってことで!」 明輝が必死に止めるが 「ぁあ!?じゃなんで殴んだよ!?普通に起こせや!!」 ああ寝起きのリーダーは悪魔のようだ。 「…思樹ならばその怒りは俺にぶつければいい。 静まりたまえ。」 おぃ明輝、そんな俺のために…(泣) 「遊ちゃんの為なら死ねる…」 (そっちかよ!) 「…チッ。遊ちゃんが為なら仕方ねぇ!」 (…えっリーダーお前いつからそんなキャラに?) とぶつぶついってる場合じゃねぇ! 「とりあえず病院いくぞ!」
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