君がくれたもの

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-ピンポーン♪ -ピポピポピポピポピンポーン♪ 俺は渾身の力で呼び鈴を連打した。 「でねぇな…いないのか?」 -ピポピポピポピポピポピポピポピポピンポーン♪ 更に更に連打。 -ピポピポピポピポピポピポピポピポピポピポピポピポピポピポピポピポピポピポピポピポ『だああ!るせぇ!!』ピンポーン♪ 「なんだいるじゃねぇか!」 「なんのようだ?」 「特にはない♪」 「なら帰れ」 「おい!」 「一人にしてくれ」 やぱ遊がいなくなってショックなのか… 「おい!きけぇい! いつまでそんな状態でいるつもりだよ! バント自然消滅しちまうぞ!? お前はそれでいいのか?」 「…。」 「なっ!? 美沙奈さんだって頑張ってるんだぞ! 遊の弟産むためによ!」 「遊ちゃんの弟!?そりゃまじか!」 それを聞いた綾の顔がパアッと明るくなった。 「おう!出産予定日は10月10日だぜ!」 「こうしちゃ居られね! 10月10日までに 遊ちゃんの詩完成させにゃあかん!」 さっきの曇った顔が一変 まるで水を与えた魚のようにはしゃぎ始めた。 「おうよ!じゃ今度は明輝ん家だぜ!!」 「へ?」 綾の顔がきょとんとした。 「だからみんな集めて曲つくんだよボケ猿!」 「あぁ!?つかお前は徒歩で俺んち来たの?え?バカなの?俺に車で明輝ん家まで送れと?」 因みに明輝の家は綾の家から遠いのである(笑)。 「おうよ!」 「いっぺん死ねやあ!(笑)」 と言うわけで 綾のシルビアS14(今さらの紹介ですが、、)で明輝のうちへむかった。 (因みに俺の車はハイエースだ!)
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