いじめと憎しみ

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涙を堪えながら考えた。 《いつまでも、ここにはいれない。どうしたらいいんだろう。》 授業はもうとっくに始まっていた。 授業中に、教室に入ってゆくなど今の結菜には、出来なかった。 《チャイムがなるまで、ここにいよう》 結菜は、校舎とうさぎ小屋の間に隠れながら、チャイムがなるのを寒さをこらえつつ待った。 学校に行っても地獄・・。家に帰っても地獄・・。 殴られない分学校がましだった。
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