1番目の扉

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「ポロ?どうしたの?」 『ライ、ここは何?』 僕はキョロキョロしながら言った。 「ここは…公園。そして私の部屋…。」 ライは悲しそうな声で言った。 『ふぅ~ん。…』 僕はある乗り物に目をつけ駆け出した。 「ポロ!何処いくの?」 僕はある乗り物の前で立ち止まった。 『………。』 「はぁ…はぁ…。どうしたの?」 『ライ、これは何?巨大な天秤だなぁ…』 「ポロ……知らないんだね。」 「シーソーっていうんだよ。」 『ふぅ~ん。なるほど…人間の重さを測る道具なのか…』 『そんな事して面白いのか?』 「うるさいなぁ。面白いの!っていうか重さを測る道具じゃないよ~」 『……』 僕は黙ってシーソーとやらを観察した。
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