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「ポロ?どうしたの?」
『ライ、ここは何?』
僕はキョロキョロしながら言った。
「ここは…公園。そして私の部屋…。」
ライは悲しそうな声で言った。
『ふぅ~ん。…』
僕はある乗り物に目をつけ駆け出した。
「ポロ!何処いくの?」
僕はある乗り物の前で立ち止まった。
『………。』
「はぁ…はぁ…。どうしたの?」
『ライ、これは何?巨大な天秤だなぁ…』
「ポロ……知らないんだね。」
「シーソーっていうんだよ。」
『ふぅ~ん。なるほど…人間の重さを測る道具なのか…』
『そんな事して面白いのか?』
「うるさいなぁ。面白いの!っていうか重さを測る道具じゃないよ~」
『……』
僕は黙ってシーソーとやらを観察した。
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