社会性を落とした青年のはなし

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肩書きを落としてから数日が経つ。今日も1日が過ぎようとしていた。 彼は考える。自分は何者なのだろう。日も暮れて間もない頃、まだ薄く赤の広がる公園。ふと目の前を1匹の野良が行き過ぎる。 彼は野良がくわえていた物に気付く。彼は追いかける。野良は振り返り、そして走り出す。
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