‡魔女と老婆‡

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マルコが思い出に浸っていると、いきなりドアが開き眩しくなりました。 見上げると、ボラ婆さんが仁王立ちしています。 「出ておいで!さぁ、早く行くんだよ!」 引っ張り出されるマルコ。また、お使いです。慌てて外に出ると、走り出しました。 入口の扉を勢いよく開けると 「きゃあっ!」 女の子の声がしました。 「痛ぁーい!」 しりもちをつきながら、ララが叫ぶと 「ご、ごめんなさい。」 マルコは、肩をすくめながら小さく言いました。 「大丈夫?」 サラお母さんが助け起こすと、プリプリ怒りながらマルコを睨みます。 「信じられない!それでも男の子?」
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