50人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ
「蓮?大丈夫かぁ?」
カーテンをまくり入ってきたのは亮太だった。
亮太は孝太を見つけるといきなり孝太の胸倉をつかみ殴りかかった!
「てめぇ!!」
「亮太!!待って!!!」
僕は亮太を大きな声で制止したが遅かった。
孝太は亮太に殴られ床に倒れる。起き上がる孝太の口からは血が…
「孝太…血が…」
僕はベッドから立ち上がったが…
立ちくらみで倒れそうになる…
それを支えてくれたのは亮太だった。
「蓮!」
「亮太…孝太は何も悪くない…悪くないんだよ…」
亮太の胸の中で僕は泣き崩れた。
「蓮!!」
心配そうに僕を呼ぶ亮太。
床に倒れたままこっちを見ようとしない孝太…
どうしたらいいのか僕にはわからなかった。
最初のコメントを投稿しよう!