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シャワーから上がり持ってきたスウェットに着替えると髪の毛をバスタオルで拭きながら孝太の部屋に行く。
「孝太もシャワー浴びてきたら?」
「…。」
孝太から返事はない。
「孝太?どうしたの?」
「ヤバイ…俺、メッチャ今嬉しい!!」
そう言って裸のまんま孝太は僕に抱きついてきた。
「ちょっ!孝太!!パンツぐらいはいてったら!!」
孝太は嬉しそうな顔で僕を力強く抱きしめ続けた。
暫くして、弟がそろそろ帰って来る時間だと孝太はシャワーを浴びに行き、スウェットに着替える。
その後、何もなかったよかうにリビングに行くと2人でテレビを見ながら色んな事を話す。
帰ってきた孝太の弟にも僕の作った夕飯は好評で初めて会ったのにもかかわらず、すぐに打ち解けれた。
打ち解けてしまえば何の問題もなく…
親の監視のない孝太の家で弟の猛くんを含む3人でトランプしたりテレビゲームしたり明け方近くまで遊んでいたのである。
そして孝太も自分の欲求が満たされた事に対しての喜びなのか…
僕と繋がれた事に対する喜びなのかはわからなかったがその日はとても満足そうな顔をしてた。
その満足そうな孝太の顔を見ながら僕もなんか嬉しくなった。
猛くんが眠くなって部屋に行くと…
僕たちも孝太の部屋へ行き…
一緒に寝る。
孝太の腕枕もなかなかの安定感w
野球をやってた孝太の腕は少し筋肉質で…あたたかくて…
ほのかな安心感を僕に与えてくれる。
それがとても心地良い。
孝太のあたたかさ、明るさがとても気持ちいい。
孝太と居るとまるで日向ぼっこしてるみたいに心がポカポカしてくる。
孝太はお日様みたいなあたたかい奴だ。
こうして新しく、かけがえのない存在が僕の中に生まれる。
僕は孝太と過ごせる事に幸せを感じずにはいられなかった。
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