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「もうお父様ってば、今日中に学園に行けとはなんですの!?本当いやになりますわ」
道端でさけんでるのは、この物語の主人公。
この国のお姫様「リリア・ルージュ」
身長は140ちょっとしかなく、いかにも女の子。
紫でブロンドのかかった髪
紫のパッチリとした瞳が特徴
そして、紫の瞳はとても珍しく、王家に関わる者のみ、の色だった。
「でもいいわ。明日からミュアリア学園での生活になるんですもの。楽しいに違いないわ☆」
リリアは長年楽しみにしていたのだ。
この国に唯一ある魔法学校、ミュアリア学園に通うことを。
「そうとなったら早く行かなきゃ。」
その時リリアの後ろで不気味に笑う人物がいた。
「ふぅん…あれが。ニヤリ」
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