Ⅰ:犬神神社

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本堂の広間に座る。 なかなか広いな… 「では説明するぞ…… この犬耳と尻尾なんだが………………呪いなんだ……」 「呪い?」 そんなオカルトな。 「うん……この神社が、犬神が倒された地であるのは………おまえも知っているだろ…? だが…実際は倒されておらず…封印されていたんだ……」 「封印!?」 「うん…… それで…私が小さいころ、誤って封印を解いてしまったんだ… 父がまた封印しようとしたが… 私に取り憑いてしまってな…… 私の感情が大きく揺れ動くと…封印が緩んで、今みたいに少しだけ呪いが解けてしまうんだ………」
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