Ⅰ:犬神神社

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「とにかく…………話は終わりだ………すまなかったな……………」 シュンとうつむく彼女。 「気にしないで下さい!! すげー貴重な体験出来ましたし!」 「……そうか……ありがと……… 私の名前は……… 犬飼雫(イヌカイシズク)だ…………… また会おうな…… ながれ…………」 微かに微笑んで彼女は言った。 「え?なんで俺の名前を知って……?」 「明日になれば分かる……… それとこのことは…………他言無用だぞ……………?」 「??? はぁ…他の人には言いませんよ?」 「では……またな…ながれ…………」 小さく手を振ってさよならを告げるしずく。 超カワユス。 「じゃあさようなら!」 こうして俺は家に帰った。
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