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里『お前だから特別話してやる。私は昨日4年間同棲してた人と別れた。
それに、その別れた人は酷いDVでな…毎日殴られてあざが絶えなかった。
それでも私は好きでその人から離れられなかった…
別れようと思っても時々みせる優しさがたまらなくうれしかったんだ…
でもどんどんエスカレートするDVに本当に殺されると思った。そのせいで精神的に病んでしまって…
こんな話をしてお前が私の事をどう思ったかなんてわからないけど引かないで欲しい…離れないでいてほしい…』
玉『引かないし、貴方から離れたりしたりはしない。
大丈夫…そんな心配はいらない…
俺は貴方の彼氏じゃないけど傍にいる事はできる。貴方が辛い時はすぐ駆け付けてあげる。
今まで辛かったね…
苦しかったね…
でも、もぅ大丈夫。今まで辛かった分俺が貴方を楽しませる。
毎日笑顔でいられる様に…俺は貴方の笑顔が大好きなんだ。
悲しい顔なんてみたくないんだ。』
里『はは……あんたバカじゃないの…お人好しすぎるよ…』
里奈の声は震えていた…
玉『俺、優しいだけが取り柄なんで!!
それに俺にも名前があるんすよ?あんた、お前じゃない。
玉木って名前でよんでくださいよ!?』
里『ちっ…しょうがねぇな…呼んであげるからとりあえず三万な』
玉『高っ!!』
里・玉『ぷっ……あはははは!!』
そのあと2人で笑い合い、雑談して電話を切った。
出会ったばかりの2人の距離は凄く縮まったと思う。
ちなみに玉木はニヤニヤしながら帰っていたら警察に不審人物に間違えられ職務質問を受けられていた。
(ついてねぇな・・・)
玉木の目から汗が大量に流れた瞬間だった。
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