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「ったく何なんだよあいつ…」
「まあ確かにあそこでやるのは俺達が悪いな。子供達が遊ぶ場所だし」
「俺らだって16の子供だぜ?広場で遊ぶ権力はある!」
ルインが頬を膨らませながら愚痴ると、チェルは16で子供かよと呟いた。
「まあそれはさておき…。何でお前はあんな暴力女が好きなんだ?」
「ば、馬鹿やろ!なに人前で言ってんだよ!」
ルインがニヤリと笑いながら言うと、チェルは顔を真っ赤にして怒鳴った。
「まあ黙ってりゃ可愛い火の魔法使い(ソーセラー)なんだけどなあ…。まあ性格があれだし」
「でもああゆうツンデレみたいな所がいいじゃんか」
ルインは金髪のツンツンヘアーで、長身で顔もいいチェルが真顔で言うその姿に軽く引いたのは言うまでもない。
「じゃ、じゃあそう言うルインのタイプは?」
「俺か?俺はなあ、背が高くて、ロングヘアーで、目がきりりとしてて、クールな人がいいなあ…」
ルインはほのぼのと顔を緩ませて教えた。男二人の恋ばなは妙に虚しいのは何故だろうか…。
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