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鬼ヶ島の一件から数日後、桃次郎は村へと戻った。鬼退治は失敗に終わったのだ。
村へ着くと、コタローの家の前に源蔵がいた。ぶん殴りたい気持ちをおさえ、おばあさんの待つ家へと急いだ。
家につき扉を開けた瞬間、見知らぬ少年が立っているのが見えた。
桃次郎
「ただいま」
おばさん
「おかえり~♪」
少年
「おかえり~」
桃次郎
「・・・・誰ですか?」
少年
「僕の名前は桃三郎といいます」
おばあさん
「また川から桃が流れてきたそうじゃ」
桃次郎
「じゃあ一緒に鬼退治に行こうか」
桃三郎
「だが断る!」
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