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ガララ…
『「……………。」』
「おい。授業に遅れといて無言かよ。」
『「ちょっと確認を…」』
「……早く席につけ。」
教室戻ってまであのシーン見たくないしね。
何か警戒しちゃったよ(笑)
国語教師まだ睨んでるし……あれ?あたしだけ?
「俺、あの先輩と目ぇ合わせないようにする……」
隣りの席に座った幼馴染みが、そう呟いた。
奇遇だね。あたしもそう思った。
あんな気持ち悪いシーンは2度と見たくない。
絶対あいつと、関わらないようにしよう。
そう、強く心に決めた。
「あの女……」
屋上では……
1人の男が、金網にもたれて気を失った後輩を放って、歩き出した。
あたし本当に人生辞めようか…
いつだって、あたしの希望は叶わないようだ…
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