これは僕と彼女のある朝の一幕

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とこういう訳。 そして今僕は女子寮の来ヶ谷さんの部屋の前に居る。 実際女子寮入り口前では入り口を守っている子から 「来ヶ谷さんから話は聞いてるから通って良いわよ。羨ましいな~、来ヶ谷さんはラブラブで。」 と冷やかされつつだけどすんなり通らされた。 「来ヶ谷さん。起きてる?」 とりあえずドアをノックして呼びかけてみるけど返事はない。 まぁここで返事をするようなら起こしに来いなんて言わないんだろうけど。 「唯湖さん入るよ?」 一応断ってからドアを開けて中に入りベットへ向かう。 ベットを見ると唯湖さんが気持ち良さそうに寝ていた。 「うわぁ」 無防備にすやすやと寝てる唯湖さんは、正直可愛くてちょっと見蕩れてしまった。 「さてと、唯湖さん起こさなきゃね」 見蕩れた事を少し恥ずかしく思いながらも気を取り直して唯湖さんに声を掛ける。 「おはよう唯湖さん。朝だよ、起きて」 「ん?あぁ理樹君かおはよう。」 寝起きは良いらしく唯湖さんはすんなり起きた。 「約束ちゃんと守ってくれたんだな」 「それはもちろんだよ」 破ったらその後のお仕置きが想像を絶する物になるし。 「せっかく起こしに来てくれてすまないが、後5分くれ」 そう言うと布団を被ってベットに潜り込んでしまう。
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