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「えぇ?何そのお約束な台詞。目が覚めたなら起きようよ?」
「いやだめんどくさい」
「も~、そんな事言わないで朝ご飯食べに行こうよ?」
「理樹君は本当に真面目だなぁ」
「唯湖さんが不真面目なだけだよ」
「ほう、おねーさん相手に良い度胸だな理樹君。そこまで言うならいっそ不真面目を貫いてやろうじゃないか」
「うわっ?ちょ、ちょっと?」
そう言うなり、僕はいきなり強い力でベットに引きずり込まれて抱き締められる。
「ちょ、唯湖さん。その格好は?」
「うむ、朝から起こしに来てくれた理樹君へのサービスだ」
だからって素肌にYシャツとパンツだけって朝から刺激が強すぎるっ!
「ふふふ、折角だからこのまま一日過ごすのも良いな」
「いやマジでヤバいってば、お願いだから離してっ!」
本当に色々ヤバい、主に理性が。
「理樹君の頬は気持ち良いなぁ。実に良い、病みつきになりそうだ。」
抱きしめられつつ頬擦りされる。いや気持ち良いんだけどさ。
「こう言う展開も男女逆だよね普通」
もう溜息しか出ない。
「なんだ、理樹君は朝に君を起こしに部屋に来た私をベットに引きずり込んで襲いたかったのか?」
「どうしていつもそこで極論になっちゃうのさ?」
「仕方が無いな、明日は私が君を起こしに行ってやろう。遠慮なく押し倒すと良い。喜んで受け入れてあげよう。」
「お願いだから人の話聞いてよっ!」
朝起こしに来てくれるってシチュエーションは嬉しいけどその後が無茶苦茶過ぎる。
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