【第三章】

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. ………。 「おい優也!!起きろ!」 その声と共に、俺の額に激しい痛みが走った。 「っ!!……いっってぇ~!!」 俺が起きるとニコニコして笑う竜二がいた。 「何すんだよ!この馬鹿!」 そうやってキレる俺に 「起きないお前が悪い」 なんて平然受け流し、ニッコリと微笑んできやがった! …っておいおい…このクラスの女の子目がハートになってるじゃね~かよ…。 男子なんて周りにいないし……あれ? そこでオレは気づいて竜二に聞いた。 「なんか人少なくないか?…ってかなんでお前がここにいるんだ?」 …このバカは何を言ってんだ?…って顔してやがる……竜二のくせに…。 「今昼休みだぞ…ほらっ!飯食いに行くぞ」 …あ~なるほど…今昼休みか…。 ハァ…オレ授業何も聞いてなかったなぁ…。 なんて考えてるオレを置いて、竜二は「お~い坊主~先に行ってるぞ~…」 などと言ってスタスタと行ってしまう。 オレも、ハァ…とため息をつき、竜二に追いつく為にいそいで教室をでた。
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