【第三章】

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「やば…目が合っちゃったよ…!」 俺は、まだ胸が異常なくらいドキドキとしているのが分かった。 まぁ仕方ないだろ…いきなり目が合ったんだから……。 そんな言い訳をしながらドキドキを必死に収めようとする。 俺は淡い期待を抱きながら、また…窓の外を見た。 流石にもうこっちを向いていない…。 自分でもなぜか分からないが、少しガッカリしていた。 「なんで…こんなにモヤモヤすんだろ…?」 無意識の内に、ボソッと口から出てしまったが、幸い誰も聞いていなかった。 俺は授業も聞かず、ずっと彼女の事を見ている事にした。 .
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