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結局…六時間目も授業を聞く気になれず、誰もいないグラウンドをボーっと眺めていた。
いつの間にか授業が終わり、担任のどうでもいい話しも、クラスメートからの挨拶も耳に入らなかった。
「はぁ…帰るか…」
下校から時間が経っており、すでに教室には誰もいない。
ふとグラウンドを見ると、竜二が必死に走っていた。
その後俺は下駄箱で靴に履き替え、家に 向けてトボトボと歩き出した。
その時俺は気が付かなかったんだ…。
屋上から俺の事を見ている……
1つの影に……。
「ふふふっ…バイバイ……優也くん……」
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