【第三章】

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結局…六時間目も授業を聞く気になれず、誰もいないグラウンドをボーっと眺めていた。 いつの間にか授業が終わり、担任のどうでもいい話しも、クラスメートからの挨拶も耳に入らなかった。 「はぁ…帰るか…」 下校から時間が経っており、すでに教室には誰もいない。 ふとグラウンドを見ると、竜二が必死に走っていた。 その後俺は下駄箱で靴に履き替え、家に 向けてトボトボと歩き出した。 その時俺は気が付かなかったんだ…。 屋上から俺の事を見ている…… 1つの影に……。 「ふふふっ…バイバイ……優也くん……」 .
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