・。*君と君の尊い命*゚.

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どれくらいたっただろうか… シンも母からの連絡で、仕事を切り上げ病院に駆けつけてくれた。 シンに何て言ったらいいか分からない。 シン「…大丈夫か?」 私の頭に優しく手を置いた。 泣いたら駄目だよね… 赤ちゃんをちゃんと出して上げるまで私が強い心でしっかりしなきゃ シン「今日、俺もここに泊まるから。」 レンカ「ありがと…。痛みが1・2分間隔でくるようになったら先生に言って、赤ちゃんを出してあげるの。」 出産経験もないし、まだ先だと思っていたし、色々不安でたまらない。 シン「夜中、それがきたらちゃんと俺起こしてね。」 レンカ「…シン、ちゃんと起きるか心配だよ(笑)。」 少しだけ私から笑みが溢れる。 昨日もだけど、シンがそばにいてくれるだけでほんと心強いし、心がホッとする。 その日は間隔の短い痛みはこなくて、寝る事にした。 ベッドの上で横になり、お腹を見てみる。 赤ちゃんがいるであろう部分がボコッともりあがっている… それも凄い下の部分にいるのが分かって 私は赤ちゃんを撫でながらゆっくり目を瞑った。
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