・。*君と君の尊い命*゚.

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歯を喰い縛り、椅子から降りて 私が強くいなくちゃ 先生の話を聞いてみないとわからないぢゃないかと 自分に言い聞かせるが涙は止まらない。 泣きながら、ズボンを履き着替え診察室を出た。 出てすぐの待合椅子に不安げな顔をした母が座って待っていた。 レンカ「…隣で先生が話するって…。」 私と母は隣の部屋に入った。 「…破水してしまってますね。 詳しい事はまた調べてみないと分からないのですが、 痛みは陣痛だと思います。 ○○さん、赤ちゃんを自然に出してあげましょうか。」 静かに先生は話した。 レンカ「自然に出すという事は普通分娩…という事ですか?」 「そうですね、まだ陣痛が間隔は長いので今日中か、もしかしたら明日になるかもしれません。 すぐに入院してもらって経過をみましょう。」 今の赤ちゃんの状態では、お腹から出てきても助からない事は分かってる… まだ助かる余地はないの? レンカ「このままお腹で何とか育てるようするのは無理ですか…?」 「残念ですが、今羊水が流れてしまってお腹の中で育てる事は難しいですね。」
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