・。*君と君の尊い命*゚.

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赤ちゃんはすぐに看護師さん達がどこかへ連れていった。 母「よく…頑張ったね。」 泣きながら、私の頭を撫でながら言った。 母「シン君もずっと廊下で待っていたよ。」 看護師さん達が戻って来て、 「胎盤を次は出しましょうね。」 完全に胎盤も出来ていたのでちゃんと出さなきゃいけない。 それから、さっきまでの痛みがだんだん無くなってきて 胎盤が中々出ない。 助産師さん、看護師さんが手伝って出そうとしてくれるけど、出てこない。 赤ちゃんが出てきたのは10時半頃。 もう昼の3時を過ぎようとしていた。 結局、自然には出てこなくて手術で取ることになり、 朝行ったあの手術室に行き、全身麻酔で手術する。 今の私の状態では全身麻酔するとショック状態に陥るかもしれないと 少し弱い全身麻酔にする事になった。 もし麻酔があまり効かなかった時に私が痛みで暴れないよう手首両手を縛り、 酸素マスクのような物で私の口を覆い 数字を数え始めるといつの間にか意識が無くなった。
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