・。*君と君の尊い命*゚.

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… … 「… さ… …さん ○○さーん!」 私を呼ぶ誰かの声。 私は意識がはっきりしない 少しずつ目を開けていく。 「○○さーん、終わりましたよー!」 多分看護師さんが言っている。 全部終わったんだ… バタバタしながら他の部屋へ私を移動させている。 意識は朦朧としながら、私は泣きながら叫んでいた。 レンカ「次また子供が出来た時は…、 その時はまた…今度は…よろしくお願いします!」 なぜそんな事を言ったのか自分でも分からないけど、気付いた時には、そう叫んでいた。 意識ははっきりはしていないのだけど、その言葉が出た事、今でも覚えている。 赤ちゃんがいなくなってしまった事は一生消えない傷み。 でも、今、これからを頑張って乗り越えて生きていくしかない… 赤ちゃんにまたきっと出会える事を信じて…
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