666人が本棚に入れています
本棚に追加
…
…
「… さ…
…さん
○○さーん!」
私を呼ぶ誰かの声。
私は意識がはっきりしない
少しずつ目を開けていく。
「○○さーん、終わりましたよー!」
多分看護師さんが言っている。
全部終わったんだ…
バタバタしながら他の部屋へ私を移動させている。
意識は朦朧としながら、私は泣きながら叫んでいた。
レンカ「次また子供が出来た時は…、
その時はまた…今度は…よろしくお願いします!」
なぜそんな事を言ったのか自分でも分からないけど、気付いた時には、そう叫んでいた。
意識ははっきりはしていないのだけど、その言葉が出た事、今でも覚えている。
赤ちゃんがいなくなってしまった事は一生消えない傷み。
でも、今、これからを頑張って乗り越えて生きていくしかない…
赤ちゃんにまたきっと出会える事を信じて…
最初のコメントを投稿しよう!