・。*君と君の尊い命*゚.

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後から、母に聞いた。 母「寝顔があんたにそっくりだったよ。 指一つ一つにちゃんと爪も出来ていて、 ほんとに可愛い子だったよ。」 切なく言った。 母も初孫をとてもとても楽しみにしていた。 母の心にも悲しい傷がついたんだよね… レンカ「え?お母さん赤ちゃん見たの!?」 母「シン君と二人で見せてもらったよ。」 シンは私には赤ちゃんに会った事一言も言わなかった。 私がまた悲しむと思ったのだろう。 私も赤ちゃん…一目でも 会いたかったよ… でもきっとまた会えるって信じている。 そう、シンも信じている。 シンは優しくずっと私のそばにいてくれた 「赤ちゃんとはまたきっと出会えるから。」 そう言ってくれた。 シン自身、一度に二人の尊い大切な人を失い、 今どんな気持ちなんだろう… 私自身、シンの気持ち全部を分かってあげる事は出来ないのかもしれないけれど 今回の事で今以上に絆が深まったように思える。 赤ちゃんが生きていた事実はまぎれもない幸せな温かい心をくれた奇跡で シンと私が一緒にいる事の意味、運命が少し分かってきたような気がした…。
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