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ある森の中。2つの影が木に身を寄せる
辺りは夜で薄気味悪い森には目立つ影だ
影「ゼェハァ・・・ゼェハァ」
一つの影が身を寄せながら地面に座る
雲に隠れた月が顔出した
月の光が2つの影を照らす
座った影の容姿は幼い顔に黒い瞳。黒のボサボサで服が所々破けている少年だ
立った影の容姿は少女の様な顔に鋭い黒目。こちらも黒いボサボサだが座った影とは違い僅かながらウルフヘアーの少年だ
二人共歳は六歳だ
座った少年「く・・・そぉ」
死にたく無いと座った影は呟きながら意識を失う
立った少年「眠い・・・死ぬの・・・か?」
息を乱して居ない少年は微かに呟きゆっくりと少年に寄り添う様に座った
そして月を見上げながら瞳を閉じた
ガサガサと草が揺れる
立っていた少年はそこで意識が途絶えた
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