弱者から化け物へ

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随分と長い時間が経った 二人は同時に目を覚ます 辺りを見渡す。どこかの部屋でテーブルと少年達が寄り添って寝ているベッドが一つだけの素っ気ない部屋 ボサボサの少年「ルーツ・・・此処は何処?」 ボサボサの少年が呟く ルーツと呼ばれたウルフヘアーの少年はため息を吐きながら ルーツ「・・・誰かが助けた・・・と考えるのが妥当だな」 呟く。冷めた瞳で扉を見た そしてルーツはベッドから出て壁に背もたれた ルーツ(・・・俺達を助けて何の得がある?・・俺はエクスリオン家に捨てられレーヴェはハインハート家から捨てられた身なんだぞ・・) 右手を顎に付けて考えている ルーツが考えていた時に出たレーヴェはボサボサの少年の事だ レーヴェ「俺・・・俺達・・・捨てられたんだよなルーツ」 ベッドから起き上がり座る 身体が震えていた ルーツ「・・・あぁ・・だが俺達は生き延びるぞ・・そう約束したんだからな」 扉が開く。レーヴェとルーツは警戒しながら扉を開いた人物を見た 女性「あら?・・・起きてたの?」 二十代の美しい女性と女性の後ろにレーヴェ達と変わらない年齢の少女がしがみつくように入ってくる レーヴェ「何者だ!?」 叫び誰も信用しない瞳で睨んで今にも飛びかかりそうだ ルーツ「落ち着け」 レーヴェを止めた。状況を読んだ様に見える レーヴェはクソ!!と呟きながら視線を下ろした
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