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ルーツ「アンタらは誰だ?」
レン「私はレン・クロスフィード・・・私の後ろに居るのは娘のリネス・・リィて呼んで・・・貴男達は何が合ったの?森に倒れていたけど」
名乗りながらルーツとレーヴェを交互に見る
リィと呼ばれた少女は可愛い顔で人懐っこい表情をしていた
レーヴェ「俺達は・・・捨てられたんだよ」
憎しみが混ざった声で呟く
レンとリィはえっ?と声を漏らした
レン「・・・可哀想」
微かに呟いた。ルーツは瞳を閉じて天井を見上げた
レーヴェ「何が可哀想だ!?あんな親のせいで・・・」
ルーツ「レーヴェ・・・止めろ・・・・アンタに聞きたい。俺達をどうするつもりだ?」
見定めるようにレンの瞳を見る
レン「・・・私の息子にならない?」
思わぬ言葉にレーヴェは驚くがルーツは「・・信用出来ない」と呟いた
レン「それでも!・・・」
ルーツ「それでも?・・・例え俺がルーネルツ・エクスリオンでもか?彼奴がレーヴェル・ハインハートでもか?」
レン「(ハインハートとエクスリオン!?・・・あの王国の側近の・・・でも私は)養子にしたいわ・・・私ね・・貴男達みたいな子供を助けれなかったの・・・その時私はこれ以上こんな子供を増やしたくないって思っているのよ」
ルーツ「(・・・愛情が感じる・・他人の俺達に愛情を)・・レーヴェ」
涙を流すレンを見てリィを見る
愛くるしい表情でルーツに近寄ってきた
レーヴェ「俺は・・・お前に任せるよ」
ルーツの考えている事を悟ったのか呟いた
ルーツ「レンさん・・・いや母さん・・・俺達を養子に迎え入れてくれ」
リィの頭を撫でながら優しく言った
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