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「しかし………だぁー!決まらない!締まりが無い!ロマンが無い!」
ん、何をしてるかって?
男子諸君。
私は紙に字を書き、推敲している。
ここまで言えば、後は………わかるよな?
そんなこんなで、納得のいく内容になる頃には、ちょーど鳥のさえずりが聞こえたり、眩しい光が部屋に差し込んだりしてたのであった。
………え?
俺、これに一夜費やしたのか?
ま…まぁ悔やんでも時間は帰ってこな……いや、返ってこない。
時刻は……あれ?
いつも家を出る時刻を過ぎて……
そこからどうやったのかはもう記憶にないが、神速とも言える速度で玄関を出た。
「急ぐよ、萬!」
「待ってたんかい!」
実際はこいつのせいで遅れそうになってるわけなんだが……まぁいい。
俺達は高校目指して駆け出した
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