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やはり日頃からお祈りなんかしてなかった俺の願いを神様は蹴り飛ばしてくれたらしい。
奴とまた出会った。
二度目の出会いは裏路地で。
お得意さんとの仕事を終え金をズボンの尻ポケットへねじ込み、家へ帰る為悪ガキ共の溜り場になっている路地を歩いている時だった。
俺がその路地に足を踏み入れた瞬間最悪な風景が広がっていた。
奴が居たのだ。
奴は血だらけの悪ガキの群れで出来た山の上にボス猿の如く座っていた。
腕の中には可愛らしい仔猫を抱いて。
奴は俺を見るなりニィマァッと唇を歪め笑みを浮かべた。
その笑みは嬉しそうに見えたが俺の背筋をゾッと震わせる物でしかなかった。
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