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「んっ・・・ふぅ・・ン・・・ぷはぁっ・・・」
暫く舌を絡ませた後ゆっくりと唇を離す。
離した途端に俺と勇矢の舌から一本の糸が厭らしく光って俺の口元に伝った。
「・・・ん・・・勇矢・・・なんか二年前より・・上手くなってない・・?」
「・・・・?・・そう・・か・・・?」
本人には自覚がないらしく、小首をかしげる。
いや・・絶対上手くなってる・・・・こ・・こんなエロいキスは二年前には無かったぞ・・・ッ
あの舌の動きは・・・・うはぁ・・思い出しただけでも腰にキちゃう・・・ッ
それぐらい今のキスは凄く良くて、とろけそうで、気持ちよかった。
「・・・・誰ともキス、してないよな?」
「・・・・・あたりまえ・・・・」
「・・じゃあなんでそんなにキス上手くなったの?」
「・・・・分からない・・・けど・・・・」
「ふぁんッ・・・」
そう途中で言葉を切らした後、勇矢は俺の首筋にちゅっとキスを落としながら目だけ俺を見て
「・・・二年間・・・・惷の事だけ・・・考えてた・・・・」
「あっゆぅ・・しッ・・・ンン・・・」
そう言ってキスを落とした俺の首筋をぺロっと舐め上げて右手をするっと俺の服の中に忍び込ませてきた。
そ・・・そんな嬉しい事言った後にそんなエロい事・・・・ッ
もう俺の頭は気持ちいのでいっぱいで、何も考えられなくなっていた。
でもわずかながらに理性が残っていた俺。
「あっやだ・・駄目・・だよぉ・・・・」
そう否定の声を出して勇矢の胸板を力なく押し返す。
「・・・・何で・・・?」
「だって・・ここ・・外・・だし・・動物園だよ・・・?」
「・・・関係ない・・・」
そう言ってまた勇矢は手の動きを再開させる
関係ないって・・・勇矢二年越しでさらに大胆になったな・・・・
なんて考えてる場合ではないよ俺ッ!!!
「で、でもッ勇矢動物見たいんじゃないの・・・?」
勇矢の手が俺の肌を滑るたびにビクビク感じながらもそう言うとピタッと勇矢の手の動きがまた止まる。
そして俺をじっと見つめて
「・・・・今は・・・『惷』が・・・みたい・・・」
そう言って微笑んだ。
そう格好良く微笑んだ勇矢君を見たらもう俺はそれ以上は何もいえなくて・・・
拒むことも、ここが外であることも・・関係なくなって・・・
あぁ・・もう勇矢君、僕をどうぞ召し上がってください。
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