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「ゆ・・勇矢・・・」
「・・・(コクン)・・・」
「え?何・・?もしかして自分等昨日あそこに行ってたん?」
「う、うん・・・久々のデートに・・・」
「でも・・奇怪現象ですね・・・次々と倒れるなんて・・・惷君達は大丈夫でしたか・・?」
「あ・・うん、俺達はなんとも・・・なぁ・・?」
「・・・(コクン)・・・・」
『調べによりますと、倒れた人は全員、鼻から血を流している状態で、頬を少し蒸気させ、うわ言の様に「萌えー」や「堪らない」などを言っていたそうです。』
「うわ・・・鼻から血て・・鼻血やんか・・・しかも頬を蒸気・・・?変態やんッ!!!」
「『萌えー』とか『堪らん』とか・・・それ明らかに倒れたっちゅーより萌え倒れっちゅー奴やない?」
「もしそうだとしたら・・・・その萌え倒れ・・?・・をした方たちは何かを見た、あるいは覗いていた、という事になりますよね?」
「うわー・・何を覗いたらそんな萌え倒れなんかすんだろう・・・なぁ、勇矢?」
「・・・・(コクン)・・・・」
「あー分かった、どっかの発情期のバカップルのヤッちゃってる所を見たとかッ!!」
「アホぅ、人がぎょーさん居る動物園でどこにヤレる場所があるんやっちゅー話ッ!!!」
「え?でも人気の無い場所はあったぞ?なぁ勇矢。」
「・・・・(コクン)・・・・」
「え・・・・?」
「ちょっと惷君・・?」
「お二人はまさか・・・・」
「でも本当、もしどっかの発情期のバカップルがヤッてるの見てたらそのバカップルご愁傷さまだよなーなぁ勇矢ーvv」
「・・・・(コクン)・・・・」
(待て待て待て待てェエエエ―――!!!もしかして発情期のバカップルはお前等じゃねぇのか?)
と、三人から心の中で突っ込まれたのも知らずに俺と勇矢は他人事の様に笑ってた。
「楽しかったねー勇矢vvまた動物園でデートしようなvv」
「・・・(コクン)・・・・」
久々の動物園デートは最高の一日となりました。
END
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