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突然、帰ってきた?ミリアとロキに驚きながらも、村の人々は温かく迎え
丸一日をドンチャン騒ぎで過ごした次の日の事である
「ねぇ、ロイドは大丈夫そう?」
ミリアは、心配そうにロイドを診察するロキに聞いた。ロイドは、此処に来てから眠り続けているのだ
「命に別状はないな。でも、完全に休眠状態に入ってる」
「休眠?」
「簡単に言えば、無駄な力を使わないようにして、傷を癒すのに専念してるんだよ
不死族は、高い生命力と回復力を持つ代わりに、外部からの癒やしがあまり効かないから
一応、サクヤのおかげで一命は取り留めたけど。ロイドにとっては、サクヤの癒やしの力は、応急処置にしかならなかったわけ
だから、今こうして自力で癒そうとしてる。つまり、防衛本能かな」
「じゃあ、傷が癒えないと起きないの?」
「そういうこと。まあ、ロイドの事だから今日中には起きるよ」
「よかった」
ミリアは、安心して胸を撫で下ろした
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