無言

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好きで黙ってる訳じゃない 本当は自分の思っている事を 素直に喋りたいけど黙ってる こんな無言は あってはいけない 皆と笑ったり遊んだり 楽しい時間を過ごしてみたいと思ってる いつも誰かが隣にいた幼い時もあったのに 今の私の隣には誰もいなくて いつも風が通り抜けていく 小さな音をたてながら いつかそこに誰かが座ってくれたなら どんなに落ち着けるだろうか 誰もいない隣を見つめ ふと考える もしそこで私の話を 嫌な顔せず聞いてくれる人が現れたならば 私もその人の話を 無言で嫌な顔せずに ずっと聴いていてあげたい そういう無言なら いくらあっても 嫌な気分にはならないだろう
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