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あの一緒に帰った日以来れいなと喋ってない。俺は何故だかわからなかった。気になってしょうがなかった…。思い切って自分から話かけた…。
「れいな…あのさ俺なんか悪いことした?」
次の瞬間…『パン✋』
わけがわからなかった…。いきなりれいなにはたかれた。
「何すん…」
れいなが泣いていた。
「私じゃダメなの?夏美じゃなきゃダメなの?」
「え?…あの何の話を…?」
「あなたのことが好きなのよ!!バカ!!」
『ドックン…ドックン…』
心臓の音が聞こえる…
「ごめん…気付かなかった…」
「いいよ…ねぇ私じゃダメなの?…一番じゃなくてもいいの…ただ拓也のそばにいたいだけなの。夏美が一番でもいいから私と…私と付き合ってください」
「…………」
「……」
「えっと…」
「好き…」
「え!?…ン…ッ」
目をあけると俺の顔のすぐ前にれいなの顔がある。れいなの唇が俺の唇に触れている…。
抵抗しなかった。いやできなかったというのが正しいのか…。
れいなに抱き締められていた。二人の心臓の音しかは聞こえなかった。
「ごめん…」
そう言ってれいなは帰っていった…。
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