第二章

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なんなんだこの気持ちは…。俺はわからなかった。こんなに胸が苦しくて夏美のことが頭から離れないなんて。 普通に考えると俺は恋をしていた。でもそのときの俺はまだ気付いていなかった。 それからというもの俺は夏美を避けた。学校の廊下ですれ違っても全く目め合わさない。バスケ部のみんなで集まっているときも俺はひたすら和也と話していた。このわけのわからない感情をとにかくどうにかしたかった。でもいくら夏美を避けても胸の苦しみは大きくなるばかり。俺は意を決してれいなに相談した。それは恋だと言われた。驚いた…が、それと同時にホッとしたようなよくわからない安堵感みたいな気持ちで胸がいっぱいになり顔もほてっていた。もちろんこれは俺の初恋だ。嬉しくなって和也にも言った。そしたら和也はダブルデートをしようと言ってくれた。そしてまたあの四人のメンバーで今度は遊園地に行くことになった。前日はもちろん眠れるわけもなくずっと…ずっと胸の鼓動を聞いていた。クラスメートに無視されたり陰口言われてることなんて全て忘れてしまっていた。それぐらい幸せだった………。
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