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「何?私に何か用事でもあるの?」
「うん、っあ俺藤木祐気 ねぇ俺のこと覚えてない?」
「っは?いや全然あんたなんて知らない」
「あんたじゃないよ。ゆ・う・き」
「藤木なんて知らない」
「うわ名前で呼んでくれない祐気君ショッック」
藤木はそういって床にうずくまりのの字を書いていた。
そんな藤木に本日何度目かとなる溜め息をはいた。
「それだけ?それじゃぁ」
私は帰ろうとしたのだが藤木は私の足にしがみ付いた。
「じゃぁ家に連れて行っ「やだ」
私は、即答で答え藤木を足から剥がそうとした。
だが、やはり男女の力の差には勝ってなかった。
「ねっお願いーーー」
「はぁー。分かったから離して」
「えいいの、やったー」
藤木は喜んではねまくり挙句の果てには私の手をとり、早くっといってせかした。
そして、晴天の空の下をいろいろ話しながら(っと言ってもほとんど藤木一人で話していたのだが)数十分かけて歩き、家についた。
「やっとついた!なんで自転車で行かないの?」
「イジメ」
「え?」
「自転車で行くと、タイヤに穴あけられるから」
「………ゴメン…」
そういうと藤出し家のドアにさしこみ回した。
「別に藤木が謝る必要はない」
「でも………」
「藤木は私になにも危害をあたえてない」
あたえてることはあたえてえるけど………。
そう思いながらも言い家に入った。
「ありがと…あ、おじゃましま~す」
わたしは藤木とリビングに行った。
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