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猛将･許楮との一騎打ちに惜しくも敗れ･･･捕虜となってしまった王桃は、洛陽で曹操の前に引き出されていた。
曹操「こやつが王桃か･･･」
王桃「・・・」
敵に対しては容赦ない曹操である。
この時、王桃は覚悟を決めていた･･･
曹操「(ふむう･･･なかなか美しい娘だのう)」
満寵「殿、少しよろしいですか？」
近くにいた満寵が曹操に、そっと耳打ちをする。
満寵･･･曹操軍の幕僚。劉曄の推挙を受けて曹操に登用された。各地の戦場で参謀を務め、武将としても活躍した人物。
満寵「王桃と王朗は恋仲との噂がございます･･･これを利用して王朗を降伏させましょう❗」
曹操「どうするのだ？」
満寵「ヒソヒソ･･･」
曹操「ふむふむ･･･なるほど、それは良い考えじゃ❗」
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