突然の宣告

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  「あなたの余命はあと一ヶ月です」 部屋に入って、医者にまず言われた一言だった…   余りにも唐突すぎた…   「…どういう事です?」 こう聞くだけで精一杯だった。   「あなたの脳の血管の一つに損傷が見られました。 そこからの出血も確認されています。 ですが、出血自体の量は少なく、今は問題ありません。 しかし、出血した血が頭に少しずつ貯まり、脳を圧迫しています。 このままいけば一ヶ月後に脳が耐えられなくなります。 手術を施し、傷口を塞ぐ事が出来れば良いのですが… あなたの場合、出血をしている場所が悪かった… 今の医術ではとても手術出来ません」 医者に言われた。
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