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朝はいつもこんな感じ。
彪俄が家を出る時間に合わせてあたしも家を出る。
少しでも彪俄の近くにいたいから。
「…っ!うっさいって何よー!普通に挨拶しただけじゃない!」
「それがうっさいって言ってんの。」
眉間に眉を寄せながらスタスタと彪俄は歩いていく。
小さい時はよく遊んでいっぱいはしゃいで…彪俄はすごく優しかった。
でも…今はこんな感じで口が悪い。
「ちょっと待ってよー!」
そうは思いながらも彪俄の後ろについていくあたし。
それでも彪俄は何も言わずにあたしにいつもさりげなく話しかけてくれる。
こんな毎日も楽しいけどやっぱり…彪俄の隣に…
恋人として、いたいよ…。
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