‡ 逢 ‡

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「良かった……」 そう呟くスクエアの言葉の語尾に重なるように、夕食の準備が整った事を知らせる鐘が鳴った。 相変わらず俺は、スクエアをボーっと見つめてた。けど、その鐘が鳴り終わる頃にハッとして……。 口をついてでた言葉は、と言うと…… 『天使みたって……本当っ?!ι///』 最低最悪…… 引き留めたいっていう下心が、隠さずでてるι 少しは隠そうよ…… とか…… もっと遠回しな言い方無かったの? とか…… 自分に言いたいことは山ほどあるけど…… 今はそんなことより、目の前の答えだ。 断られたら、この悩みも全部無駄に終わるし……。 まぁ、断られなくてもそれはそれで無駄に終わるんだけど……ι 「内緒、です」 ………………………? ……?ι 俺に降りかかってきた言葉は、余りにも意外で……理解するのに少し時間がかかった……。 あげくに、またしても俺は自分に失望する。 『ぇ……?ι』 何ともマヌケな声で聞き返す自分に…… .
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