君の微笑み

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そんな2人のやりとりを見ていた友人の愛がアサミをひやかす。 「アサミぃー、顔やばいにやけてるよぉ」 「だってぇ、アレはやばいでしょー!?」 うれしそうに表情を緩ませるアサミ。 「ぽんぽん??」 「...うん」 語尾にハートマークでもついているかのような甘ったるい声で、赤く染まらせた顔をさらに赤く染まらせ頷くアサミ。 「本田君って今フリーでしょ?? チャンスじゃん??」 遠回しに告白を促すアイの言葉に、アサミは首を横に振った。 「んー…、とりあえずまだ...」 「ふーん? アサミたち、いー感じだと思うけどなぁ?」 その言葉にアサミの瞳がキラキラと輝いた。 「え!ほんとっ!?やっぱり!?」 廊下にいるマナブに視線を移すアサミ。 「あー、落ちてくんないかなぁ...アイツ」 4時限目の授業中、アサミの元に手紙が届いた。 「なに??」 「さぁ?おまえまで回してってさ」 「ふーん?」 誰よと思い、周りを見渡すとマナブと眼があった。 それ、俺!とでも言うように自身に親指を向けたマナブ。 差出人がマナブだとわかった瞬間アサミの全身が熱くなった。 ...あたしに?? 高鳴る鼓動で動揺する気持ちを抑え、手紙を開く。 《 ブス(笑) 》 ...はっ??
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